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包茎豆知識

■包茎に関するウソ・ホント

包茎は遺伝するというのは本当ですか?

包茎が遺伝するという明確な学説はありません。ただし父親が包茎であると息子も包茎、というケースは多いように思われます。これは体質が遺伝するというより、生活環境や、一種の教育の結果ではないでしょうか。つまり、父親が思春期に包皮をむいて亀頭露出を心がける習慣、発想がなかったために息子にも伝わらず、結果的に包茎となる、という現象です。

包茎だと小さいのでしょうか?

必ずしもそんなことはありません。立派な包茎、という例も多々見られます。ただし、包皮が亀頭を常に保護した状態にあるため、亀頭部分が抑えられて発育不足になっているケースは時おりある、ということです。

包茎は本当に病気になりやすいのですか?

これは、どうしても亀頭と包皮の間の清潔が保ちにくいことから、包茎でない場合にくらべてさまざまな病気を誘発するリスクが高まる、ということです。仮性包茎で常に洗うことができれば問題ありませんが、真性やかんとん型の場合はやはり危険度は高くなります。

手術は絶対に必要ですか?

真性包茎、かんとん型包茎の場合は、病気などのリスクも高いため、やはり早期治療が必要です。仮性包茎の場合は日常的に清潔をたもち、特に支障を感じないのであれば、あえて手術をする必要はないでしょう。

子供が包茎のようなのですが、手術を受けさせたほうがよいのでしょうか?

最近は子供の発育も良くなってきているので、中学~高校生ぐらいになっても真性包茎や、かんとん型包茎で心配な場合は、まず専門医院で相談してみるといいでしょう。

包茎を治す薬があると聞いたのですが、効果はあるのでしょうか?

ステロイド薬を塗布する方法がありますが、適応は限られていますので、包茎であれば何でも効果がある、というものではありません。

太ると包茎になるというのは本当ですか?

下腹部に脂肪がたまった結果、包皮が押し戻され包茎化したり、包茎の状態がひどくなるという現象は多く見られます。太ると包茎になることはあり得る、ということです。

包茎だとみんな早漏なのでしょうか?

そんなことはありません。たしかに包茎であると亀頭部分がつねに保護されているために刺激に弱いケースは多くあります。ただしこれは早漏の原因が包茎であるケースがある、ということであって、包茎だとみんな早漏、というわけではありません。

真性包茎のまま40歳まで過ごしましたが、治したほうがいいでしょうか?

年齢と関係なく、真性包茎は治したほうがいいでしょう。真性包茎は「病気」として保険も適用される症状です。今まで無事に過ごされてきたのは幸いですが、これからのことを考え、治療しておくべきです。

■女性からみた「包茎」

女性はやっぱり包茎が嫌いなのでしょうか?

女性を対象にしたアンケートなどで包茎の印象を聞くと「不潔」「子供」「ED」「物足りない」「早漏」など包茎のデメリットをある程度認識したうえでのマイナスの回答がある一方、「カワイイ」「安心する」「彼氏」「おもしろい」など、必ずしも否定的でない声もちらほら聞かれます。仮性包茎であれば、それほど気に病まなくてもいいのではないでしょうか。

包茎の人とSEXすると性病になるって本当ですか?

パートナーの男性が仮性包茎の場合には、入浴時にはきれいに洗ってもらうこと、性行為の前にも清潔にしてもらうことを心がけておきましょう。
清潔にしていないと恥垢という汚れがたまり、これが雑菌の温床となり、性病の原因となることがあります。一般的な性病はもとより、HIVや女性の子宮頸がんのリスクも高くなるといわれています。

■歴史にみる「包茎」

包茎手術、最古の記録は?

ユダヤ教やイスラム教では、紀元前450年以上も前から割礼が行われていたといいます。またエジプトの壁画やミイラにも、割礼の痕跡がみられます。一説では、エジプトで奴隷の証拠として行われていたことが割礼の起源ともいわれています。
時がくだり19世紀も初頭になると、医学書に包皮切除に関し解説する記述が見られるようになるのです。

日本の包茎手術と割礼

上記のように、ユダヤ教やイスラム教においては宗教上の理由から、生後まもない子供の包皮を切除する習慣があります。一般的にはこれを割礼と呼んでいますが、日本人の場合は成人してからの男性が、包茎手術として包皮を切除するケースが一般的です。

江戸時代の包茎観

世界初の全身麻酔手術を成功させたことで有名な、江戸期の外科医「華岡 青洲」の記録によると、とある僧侶に対して包茎治療をほどこしたところ、大層喜ばれた、とあります。
また、川柳には「皮被りではないからと御縁組」というものが残されており、日本人には江戸時代から包茎は恥ずかしいもの、という意識が定着していたようです。



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